
プロフェッショナルな講師陣が寄り添うサポート
プロのアーティストや有資格者の講師陣の支援を通し、「自己の力」を可能な限り引き出し「自己肯定感」を高めます。これは、単なる「自信過剰」とは違い、「自分の存在が人の役に立つ、周りの人に必要とされている」という認識に裏付けられた「自己肯定感」です。また、上手くいかない時も何度も挑戦し続け、「困難と向き合う力」また「生き抜く力」を育て、生活、人生を豊かにしていきます。
非認知能力を高めるプログラム
私たちは、デイキャンプ(年に1回のキャンプ)・魚釣り・山登り・ウォーキング・農業体験など、自然と触れ合うさまざまな活動を通して、子どもたちの“非認知能力”を育むプログラムを行っています。非認知能力とは、思いやり・協調性・やり抜く力・自己コントロール力・好奇心など、テストの点数では測れない“生きる力”のことです。 子どもたちは、自分たちで活動の内容や目標を決め、挑戦し、フィードバックというサイクルを繰り返します。こうしたプロセスの中で、一体感やリーダーシップ、自己肯定感が自然と育まれていきます。支援員は、子どもたち一人ひとりの発達や興味に寄り添いながら、主体的な学び(アクティブラーニング)を後押しします。非認知能力を育むことは、子どもたちが将来さまざまな場面で自信をもって行動し、 人とのつながりを築いていくための土台となります。
子どもの将来につながるような豊かな力を育めるプログラムを提供します。
主なイベント
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デイキャンプ
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登山
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魚釣り
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農業体験
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ウォーキング
音楽療法
音楽を使って、児童の心や体の健康や発達を促し、教育環境をより効果的なものにする治療、支援方法です。児童の身体的、精神的、社会的、認知的な発達をサポートすることで有効性が広く認められています。
期待される音楽療法の効果
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1.コミュニケーション能力の向上・音楽をつかうことは言葉以外のコミュニケーション手段として有効です。
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2.身体発達の促進・シナプスの調整能力(可塑性)が高まり、脳の健康を維持しやすくなると言われています。ポジティブな変化が期待されます。
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3.記憶力の向上・シナプスの結びつきが調整されることで、記憶の定着が良くなります。
・新しい情報を覚えやすくなり、学習効率が向上します。 -
4.学習能力の向上・脳の神経回路が最適化され、新しいスキルの習得がスムーズになります。
・繰り返し学習したことがより短期間で身につくようになります。 -
5.思考力・判断力の向上・情報の処理速度が上がり、論理的思考や問題解決能力が向上します。 ・瞬時の判断や応用力が向上し、柔軟な思考ができるようになります。
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6.自己表現の促進と情緒の安定・児童の学習や社会的なストレスや不安の軽減に効果的です。
・自分の気持ちを音楽で表現することで、安心感、集中力が高まり、自己理解が深まります。
・自由な表現を通じて、問題解決能力や自己肯定感が向上します。 -
7.運動能力の向上・運動の習熟が早くなり、動作の正確性や反応速度が向上します。
・楽器演奏やスポーツなどのパフォーマンス向上にもつながります。 -
8.身体発達の促進・リズムに合わせて体を動かすことで、運動能力や身体協調性が高まります。
・五感の発達が促進され、安心感や自己制御の向上に有効です。 -
9.社会性の向上・グループでの歌唱や楽器演奏は、他者との協力や意思疎通のスキルを育てます。
・年に一回のコンサートは、単なる演奏の場ではなく、聴衆・共演者・社会全体に貢献できる場です。演奏する児童も、聴く人も、支え合いながら心を通わせ、癒し や希望を生み出すことができます。「自分の演奏が誰かを元気にしている」「音楽を通じて誰かの笑顔を生み出している」と実感できることで、自己肯定感が高まり ます。その結果、さらに人の役に立ちたいという気持ちが生まれ、社会参加の意欲が高まります。
就労準備型支援
パソコン療育
児童がパソコンやタブレットなどのデジタル機器を活用して、スキルを学び、社会性や自己表現能力を伸ばしていく支援方法です。将来的に役立つスキルを身につけることで、社会参加への機会が増えることが期待されています。
「夢をかなえるプロジェクト」ワンデーダイニング
児童たちが1日限りのレストラン運営を体験する活動です。児童各々が希望する飲食店の1日店長を運営体験します。他の児童も役割分担してスタッフになり、お客様をもてなすことで楽しみながら働き、食に関わる仕事やチームで協力する大切さを学ぶ貴重な体験です。1日店長の児童を始め、チームで協力してお店を運営することで、成功体験やコミニケーション能力、自己肯定感の向上に役立ちます。
分子栄養学・フードコーディネーターによる食育
子供の特性は、療育や教育だけを行っても身体が整っていないと身につきにくいものです。身体を整えることで、子供の可能性を最大限に引き出すことを可能にします。心療内科、血液内科の医師と連携を取り、定期的にセミナーを開いています。分子栄養学を取り入れて、脳の成長、心の成長、身体の成長を整えることを目指しています。

藤川徳美著「天才ごはん」より抜粋
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発達障害と呼ばれる子どもはなぜ増加しているのか
発達障害と呼ばれる子どもたちが増えているということが、たびたびニュースになります。実際、この10年間で小中学 校全体の児童・生徒数は減少しているにもかかわらず、障害のある子どもが通う特別支援学級は、在籍者数は2011年度の 約15万人から2021年度には約32万人に倍増しているとのことです。
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なぜ増えているのでしょうか
その理由については、「発達障害について以前よりも早く発見されるようになった」「障害に対する理解が進み、支援 学級に入ることに抵抗が少なくなった」などがいわれています。でもそればかりではないでしょう。支援級のお子さんが 増えているのもそうですし、支援級に入った方がよいかどうか迷われるボーダーラインのお子さんたちも明らかに増えて います。これは日々たくさんの患者さんを診ている開業医の実感です。
発達障害の子どもが増えている要因、そこにはやはり、質的栄養失調があります。
とくに子どもの場合は、
・白米、パン、麺類、お菓子の食べ過ぎによる、糖質過多
・肉、魚、卵を食べないことによる、タンパク・鉄・脂質不足
この2つが大きく影響しています。